ウソみたいなホントの話

みなさん、

道端で困っている外国人を助けたこと

ありますか?

あるあるなシーンだけど、

実際経験したことある人ってそういないのでは。

実は今朝、あったんですよ。

私が日課としている朝のランニングの終盤、

我が家近くまで来たときに

ウチの駐車場のすぐ横を

巨大なスーツケース2つ転がしながら

歩いている東南アジア系の青年が。

スマホで地図を見ているようだったので

声をかけてみた。

私「こんにちは。どこか行くんですか?」

青「(スマホ地図を見せながら)…ここ、ちかいですか?」

見たこともない文字のgoogle mapをのぞくと、

ウチから500mくらいのところのアパートが

目的地だとわかった。

坂道もあるし

この荷物を持って移動は大変だろうと思い、

私「ぼくの家、それだから車で乗せていくよ?」

青「…?」

私「(運転のしぐさをしながら)car!車ね、乗っていいよ」

青「…!…アリガトウゴザイマス!」

妻に事情を話して

車にスーツケースを載せ

汗びっしょりの男2人で

目指せアパート。

みずしらずのランニングマンにいきなり車に乗せられて

青年も不安かもしれないと思ったので

会話でもしようと、

私「どこから来たの?」

青「大阪です」

私「国は?」

青「…??すみません、わからない」

ここで、英語の出番だと思い、

私「Where are you from?」

青「…あ~、私、英語わからない」

……

………

私「(しぐさも交えて)…えっと、…国。countryね。ここはJapan、日本。あなたは?」

青「あ!ベトナムです!」

外国人の側が英語が使えないという

カウンターをくらいつつ

気を取り直して目的地へ。

片言で会話をしながら、

5分後に地図の示すところに到着

でもどうやら写真と建物が違うとのこと。

周囲を探してもアパートは見つからず。

なんとかして目的地の住所を割り当て、

僕のスマホに打ち込むと…

なんと

我が家の50m先!

しっかりしろよ、google mapベトナム版!

出会った場所へ再び戻ることに。

…建物、ウチから見えてるし。

そんなこんなで、無事送り届けると

すごく感謝された。

私「困ったことあったら、いつでも言ってね…ウチ、そこだから笑」

青「アリガトウゴザイマス、アリガトウゴザイマス」

…う~ん、朝から人助けをした気がして気持ちいい。

一人で大きな荷物かかえて

言葉のわからない国に来るなんて、

すごい覚悟だなぁと思いながら

ウチに帰ると

妻がほっとした様子で出てきた。

妻「良かった~、なんもなくて!」

私「は?なんで?」

妻「いや、犯罪とかだったらどうしようかと思って!」

私「誰もランニングから帰ってきたばかりの汗臭いやつ襲わんだろ。」

妻「スーツケースに死体とか入っとってお金請求されたらって…」

私「いや、小銭すら持ってないわ。」

妻「思わず『外国人 大荷物 犯罪』で検索したけんね!」

…心配してくれたのは嬉しいけど

その検索で何がわかるのでしょうか。

ちゃんちゃん。

※すみません、今回授業にまったく関係ないです