メディアとの付き合い方について
塾の仕事は夜の帰りが遅い分、朝の時間が長い。
その日が終わる頃に帰ってきて
寝るのは日付が変わってから、
起きるのは昼過ぎ、という人も多い。
僕は朝から我が子と触れ合うために早起きするので
出勤するまでの時間が余計に長い。
だから仕事前は、
録画していたNHKの番組を3、4個見ることが多い。
ニュース番組はもちろん、
興味がないジャンルも手あたり次第録画する。
そうすると、自分の知らない世界や知識がどんどん増える。
今までつまらないと思っていたものに興味が湧いてきたりもする。
生徒たちとの話題も増える。
NHKの番組は費用がかかっている分、よく練られている。
世間の目が厳しい分、慎重だなとも思う。
そして出演者は、プロフェッショナルだ。
アナウンサーは原稿に全く目を落とさずにニュースを読み上げ、進行していく。
出演者の思い付きの発言や、言いよどむことも当然無い。
あるアナウンサーがすごいと思って調べてみたら、
出演している番組がそれ1本のみだった。
その1本のために、かなりの準備をしているんだろう。
こういうNHKの番組制作の姿勢から学ぶことは多い。
僕も一つ一つの授業準備をより入念にし、
プロフェッショナルなものを提供しなければと刺激になる。
最近、テレビよりもYouTubeなどの方がいいという生徒たちは多い。
制約が少ない分、YouTubeはテレビより刺激的、直感的で楽しい。
僕もたまに見ることがある。
それに、「家庭菜園の仕方」とか、探せば一発で山ほど見つかる。
便利な一方、瞬間的で、見た内容をすぐ忘れるような気がする。
ハズレも多い。
そして一度検索してしまうと今度はスマホのニュースが
家庭菜園関係だらけになっている。
もともと自分の興味があることがニュースとして出てくるので
油断するとつい、ぼーっと長時間見てしまう。
キリがないので最近では
意図的に土日はスマホを見ないと決めている。
どんなメディアにも良い点と悪い点がある。
一つのメディアだけに依存してしまうと、
例えば情報が古かったり、偏っていたり、無責任だったりする。
自分の思考も固まってしまう。
今、
自分に本当に必要な情報を
取捨選択すること(情報リテラシー)が大切だといわれるけれども、
僕は、
多くのメディアに積極的に触れ、
それぞれの特徴を理解した上で
偏ることなく使い分けることも大切だと感じている。
今日の授業(7/4)
※今日の授業準備はこれからなので昨日の授業の準備画像です。